焼きたての厚めのトルティーヤに豚の脂かす入りラードを塗り、サルサ・ベルデ、豆、チーズをのせた、オアハカの屋台の定番です。
このレシピについて
メメリータス・コン・アシエント(memelitas con asiento)は、焼きたての厚めのトウモロコシのトルティーヤに、アシエント(asiento/豚の脂かす入りラード)を塗り、オアハカ風のサルサ、チーズ、黒いんげん豆をのせたアントヒート(antojito/軽食)です。アシエントは、ラードを作るときに鍋底に残る、こんがり色づいた脂かすのことです。
歴史と由来
メメリータス・コン・アシエントは、オアハカの街の屋台料理や、中央盆地(Valles Centrales)の市場をもっともよく表すアントヒートといえるかもしれません。おいしさの鍵はアシエントにあります。ラードを溶かすときに鍋底にたまる、濃い色の凝縮した残りかすです。 昔ながらの精肉の過程で生まれるこの副産物は、チチャロン(chicharrón/豚皮揚げ)と香ばしく色づいたラードを合わせたような力強いうまみがあり、オアハカの人々はこれを一級の食材に変えてきました。 メメリータスの名は、ナワトル語に由来するとされる「メメラ(memela)」から来ており、平たくのばした生地を指すといわれます。ふつうより少し厚めのトルティーヤを、素焼きのコマル(comal)で弱めの火でじっくり焼きます。焼き上がったら熱いうちにアシエントをたっぷり塗って生地にしみ込ませ、フリホーレス・デ・オジャ(frijoles de olla/豆の煮込み)の黒いんげん豆、オアハカ風のサルサ、くずしたケソ・フレスコ(queso fresco)をのせて仕上げます。 オアハカの市場では、夜明けから女性たちがメメリータスを焼き、最高の朝ごはんを求める客が列を作ります。オアハカの料理の中でもとくにシンプルなレシピですが、だからこそ質のよい地元の食材が欠かせません。
栄養成分 1人分あたり
350
エネルギー
12g
たんぱく質
42g
炭水化物
16g
脂質
6g
食物繊維
480mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
マサに水と塩を加えてこね、ひび割れないなめらかな状態にします。ゴルフボールほどの大きさに丸めます。
- 2
ひとつずつビニールシートではさんで押しつぶし、ふつうのトルティーヤより厚い、厚さ約1cmの円形にします。
- 3
メメリータスをコマルにのせ、中火で片面4分ずつ、火が通って焼き色の斑点がつくまで焼きます。
- 4
熱いうちに、表面にアシエントをたっぷり塗ります。脂は熱い生地にしみ込んでいきます。
💡 アシエントは表面にのせるだけでなく、生地にしっかりしみ込ませましょう。
- 5
トマティーヨ(tomatillo)とセラーノ(serrano)唐辛子をコマルで焼きます。塩と一緒にミキサーにかけてサルサにします。
- 6
黒いんげん豆を温めます。メメリータス1枚ごとに大さじ1ずつのせます。
- 7
サルサ・ベルデ(salsa verde)、くずしたケソ・フレスコ、細くさいたオアハカチーズをのせます。すぐにいただきます。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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