オレンジの皮を練りこんだ、ほろほろと口の中でくずれるショートニングクッキー。メキシコ中部で親しまれる焼き菓子です。
このレシピについて
オレンジのポルボロン(polvorones de naranja)は、オレンジの香りがさわやかなメキシコのショートニングクッキーです。ショートニング、小麦粉、粉砂糖、オレンジの皮のすりおろしで作るほろほろの生地を焼き上げ、冷めたら粉砂糖をまぶします。口に入れるとほどけるような食感が魅力です。
歴史と由来
ポルボロン(polvorón)は、ヨーロッパのイベリア半島からメキシコに伝わったお菓子です。アンダルシア地方やカスティーリャ地方には、マンテカード(mantecado)やポルボロンの伝統が16世紀ごろからあり、修道院の修道女たちが、ほかの料理で余ったラードを使って宗教的な祝祭のために作っていたといわれます。 メキシコでは、セイロンシナモンやメキシコ産のバニラ、手に入る柑橘類など、土地の材料を加えてレシピがアレンジされていきました。オレンジのポルボロンはメキシコ中部の名物で、市場や昔ながらのパン屋さんで、色とりどりの薄紙に包まれて売られています。名前は、かじるとほろりとくずれる「粉っぽい(polvoriento)」食感に由来します。
栄養成分 1人分あたり
95
エネルギー
1g
たんぱく質
12g
炭水化物
5g
脂質
0.2g
食物繊維
35mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
オーブンを175°Cに予熱します。天板2枚にオーブンシートを敷きます。小麦粉280g、コーンスターチ60g、塩小さじ1/2、シナモンパウダー小さじ1を混ぜ合わせます。ふるって取っておきます。
💡 コーンスターチを入れると、よりやわらかく、ほろほろとした食感になります。
- 2
ショートニング200g(または小さく切った冷たいバター)と粉砂糖80gを、なめらかになるまで混ぜます。オレンジ2個分の皮のすりおろしとバニラエッセンス小さじ1を加えます。
- 3
粉類を2回に分けて加え、生地がまとまるまでさっくりと混ぜます。こねすぎないようにしましょう。生地はやわらかく、手にくっつかない状態が目安です。
💡 生地がぱさつく場合は、オレンジ果汁を小さじ1〜2加えます。
- 4
生地をオーブンシート2枚ではさみ、厚さ1cmにのばします。直径4〜5cmの丸型で抜くか、15gずつ丸めて軽く押しつぶします。
- 5
天板に並べ、縁がうっすら色づき、中央はまだ白っぽい状態になるまで15〜18分焼きます。焼きすぎないように注意します。
💡 焼き上がり直後はとてもやわらかいですが、問題ありません。冷めると固まります。
- 6
天板の上で5分冷ましてから、粉砂糖をたっぷりまぶします。完全に冷めたら、仕上げにもう一度粉砂糖をふります。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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