砂糖をキャラメリゼしたパイ生地の菓子パン。サクサクと香ばしく、層が美しいメキシコのパン屋さんの定番です。
このレシピについて
カンペチャナ(campechanas)は、パイ生地をキャラメリゼして焼き上げるメキシコのパン・ドゥルセ(pan dulce)です。薄くのばした生地に砂糖をふり、焼いている間に砂糖がキャラメル状になって、サクサクとした黄金色の層と、つやのある香ばしい表面が生まれます。メキシコ中部の街角のパン屋さんに欠かせない定番です。
歴史と由来
カンペチャナは、メキシコのパン・ドゥルセのなかでも特に人気があり、ひと目でそれとわかるパンのひとつです。ただし、名前の由来ははっきりしていません。いろいろな要素が混ざり合っていることからカンペチェ州と結びつける説もあれば、「混ざった」という意味のメキシコの口語「カンペチャノ(campechano)」に由来するという説もあります。土台になっているのは、フランスから伝わったパイ生地の技法です。19世紀にメキシコへやって来たフランス人のパン職人たちが、メキシコの菓子作りに大きな影響を与えたといわれます。サクサクのパイ生地とキャラメリゼした砂糖の組み合わせは、パルミエ(palmier)やミルフィーユといったフランスのパイ菓子にもっとも近い、メキシコのパン・ドゥルセといえるでしょう。
栄養成分 1人分あたり
220
エネルギー
3g
たんぱく質
26g
炭水化物
12g
脂質
0.5g
食物繊維
140mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
オーブンを200°Cに予熱します。天板2枚にオーブンシートを敷きます。作業台に打ち粉ではなく砂糖をたっぷりふり、冷蔵のパイ生地500gを3〜4mmの厚さにのばします。
💡 打ち粉の代わりに砂糖を使うと、粉が焦げるのを防げるうえ、底面もキャラメリゼされます。
- 2
生地の表面にグラニュー糖60gをふり、軽く押さえてなじませます。生地を半分に折り、もう一度やさしくのばして、砂糖を層の間に閉じ込めます。
- 3
抜き型かよく切れる包丁で、長さ10〜12cmの楕円形か長方形に切ります。三角形に切ってから巻き、小さなクロワッサンの形にしてもかまいません。
- 4
天板に3〜4cmずつ間隔をあけて並べます。表面にさらに砂糖を1個につき小さじ1ずつふり、軽く押さえてなじませます。
- 5
18〜22分、しっかりと焼き色がつき、砂糖がつやのあるキャラメル状になるまで焼きます。キャラメルはあっという間に黄金色から黒く焦げてしまうので、最後の5分はよく様子を見ましょう。
💡 焦がさない程度に濃い色までキャラメリゼすると、より風味が増します。
- 6
オーブンから出し、天板の上で10分冷まします。焼きたてのキャラメルは液状で、とても熱くなっています。冷めるとサクサクになり、天板から簡単にはがれます。
💡 ふたをしない容器で保存すると、サクサクの食感が保てます。2日ほど日持ちします。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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