やわらかなパン生地に、貝殻模様をつけた甘い生地をのせて焼く、メキシコのパン屋さんを代表する菓子パンです。
このレシピについて
コンチャ(concha)は、メキシコでいちばん人気のある菓子パン、パン・ドゥルセ(pan dulce)です。ブリオッシュのようなやわらかいパンに、油脂、砂糖、小麦粉で作るサクッとした生地をのせ、貝殻(コンチャ)の模様をつけて焼きます。甘い生地を表面にのせて焼くところは、日本のメロンパンにも少し似ています。バニラ味の白と、チョコレート味の茶色が定番です。
歴史と由来
コンチャは、メキシコでもっとも象徴的で、もっともよく食べられている菓子パンといえるでしょう。貝殻の筋を思わせる表面の模様で、ひと目でそれとわかります。起源は19世紀ごろにさかのぼるとされ、メキシコのパンづくりが、ヨーロッパの技術と地元の素材や好みを融合させて大きく発展した時代と重なります。 とくにフランスの製パン技術の影響は大きく、ブリオッシュのようなリッチな生地や菓子パンの技法が取り入れられました。メキシコのパン職人たちはそれを自分たちの好みに合わせて作り変え、新しいパンを生み出しました。コンチャはその好例です。ブリオッシュに似た、より甘い生地に、油脂、砂糖、小麦粉のペーストをのせるのが特徴です。 表面の模様は、専用の型を押し当てて同心円状の筋をつけます。この模様こそが、貝殻を意味するパンの名前の由来です。パン屋ごとに自慢の型があり、職人たちにとって大切な道具になっています。定番はバニラ(白やピンクの表面)とチョコレート(茶色の表面)の2種類で、今ではいちごや抹茶など、さまざまなアレンジも見られます。 メキシコでコンチャは、単なるパン以上の存在です。朝はカフェオレやアトーレ(atole)と、午後はおやつに、夜は温かい牛乳と一緒に楽しみます。パン屋の店先にはつやつやのトレーにコンチャが並び、金属のトングで好きなパン・ドゥルセを選ぶひとときは、メキシコの人なら誰もが知る日常の風景です。
栄養成分 1人分あたり
310
エネルギー
6g
たんぱく質
46g
炭水化物
12g
脂質
1g
食物繊維
180mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
ぬるめに温めた牛乳に砂糖大さじ1を加え、ドライイーストを溶かします。泡が立つまで10分ほどおきます。

- 2
小麦粉、砂糖、塩を混ぜます。卵、バニラエッセンス、イースト液を加え、弾力が出るまで10分こねます。バターを少しずつ加えてこね込みます。

💡 やわらかく弾力があり、手から離れるようになるまで、根気よくこねましょう。
- 3
生地を丸め、ぬれぶきんをかけて暖かい場所に1時間おき、2倍の大きさになるまで発酵させます。

- 4
表面の生地を作ります。ショートニング、粉砂糖、薄力粉を混ぜ、なめらかなペーストにします。12等分して丸めます。

- 5
パン生地を押さえてガスを抜き、12等分します。表面がなめらかになるように丸め、油を塗った天板に並べます。

- 6
表面用の生地を2枚のラップではさんで平らにのばし、それぞれのパン生地にのせます。コンチャ用の型かナイフで、貝殻模様の筋をつけます。

- 7
さらに30分発酵させます。180°Cのオーブンで15〜18分、表面の生地が固まり、パンがきつね色になるまで焼きます。

よくある質問
このレシピについてよくある質問
メロンパンとはどう違いますか?
コンチャ用の型がなくても作れますか?
チョコレート味にするには?
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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