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エンパナーダ・デ・ビヒリア(四旬節のツナパイ)
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エンパナーダ・デ・ビヒリア(四旬節のツナパイ)

55 min (30 下ごしらえ + 25 調理) ふつう 6 人分 全国
Edmond Bojalil
Edmond Bojalil

Recetas Mexas

公開日: 2026年3月30日 · 更新日: 2026年9月18日
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ツナとポブラノ唐辛子のラハス、トマトを小麦粉の生地で包んで焼く、四旬節と聖週間に欠かせないメキシコの定番料理です。

このレシピについて

エンパナーダ・デ・ビヒリア(empanadas de vigilia)は、メキシコの四旬節(Cuaresma)に欠かせない料理です。小麦粉の生地に、ツナやイワシ、ラハス(細切りのポブラノ唐辛子)、トマトを合わせた具を包みます。オーブンで焼いても揚げてもおいしく、四旬節の金曜日や聖週間(Semana Santa)には、メキシコ全土で食卓の主役になります。

歴史と由来

エンパナーダ・デ・ビヒリアは、メキシコの宗教暦に深く根づいた食の伝統のひとつです。「ビヒリア(vigilia)」とは、カトリック教会が四旬節の金曜日、とくに聖金曜日に定めている、肉を断つ習慣のことです。植民地時代に伝わったこの習慣はメキシコの食文化を大きく変え、魚介や野菜を使った数多くの料理を生み出しました。 メキシコのエンパナーダ(empanada)のルーツは、先住民のトウモロコシ生地の伝統と、征服者たちが持ち込んだスペインの菓子やパイ作りの技術が融合したところにあります。やがて、焼いたり揚げたりする料理を中心に、トウモロコシの生地と並んで小麦粉の生地も広まっていきました。 ツナとポブラノ唐辛子のラハスを合わせた具は、もっとも手軽で親しまれている組み合わせです。20世紀にツナ缶が普及したことで、多くの家庭で気軽に作れるようになったといわれています。ポブラノ唐辛子、トマト、玉ねぎを炒め合わせた香り豊かなソフリート(sofrito/香味野菜の炒め煮)が、ツナの風味とよく調和します。 メキシコの多くの家庭では、エンパナーダ・デ・ビヒリア作りは家族の行事でもあり、何世代もが食卓を囲んで生地を折り、縁を閉じていきます。地域ごとにさまざまな作り方があり、海沿いではエビや新鮮な魚を、中部ではツナやイワシを詰めることが多いようです。 今もエンパナーダ・デ・ビヒリアはメキシコの聖週間を象徴する料理のひとつで、家庭の台所はもちろん、国じゅうの市場や大衆食堂でも見かけます。

栄養成分 1人分あたり

290

エネルギー

14g

たんぱく質

32g

炭水化物

12g

脂質

2g

食物繊維

520mg

ナトリウム

* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。

作り方

  1. 1

    具を作ります。フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、玉ねぎとにんにくを2〜3分、透き通るまで炒めます。

    手順 1

    💡 玉ねぎは中弱火で炒めると、焦げずに甘みが出ます。

  2. 2

    刻んだトマトを加え、汁が出るまで4分炒めます。ポブラノ唐辛子のラハス、汁をきったツナ、塩を加えてよく混ぜ、さらに3分炒めます。火から下ろして冷まします。

    手順 2

    💡 具の水分が多い場合は、ざるで水気をきってから包みましょう。エンパナーダが開くのを防げます。

  3. 3

    生地を作ります。ボウルに小麦粉と塩を入れて混ぜます。冷たいショートニングを加え、指先ですり混ぜてさらさらの状態にします。

    手順 3

    💡 層のあるサクサクの生地にするため、ショートニングはよく冷やしておきます。

  4. 4

    冷水(約120ml)を少しずつ加え、べたつかないなめらかな生地になるまでまとめます。ラップで包んで冷蔵庫で15分休ませます。

    手順 4

    💡 こねすぎると生地がかたくなります。材料がなじむ程度に混ぜれば十分です。

  5. 5

    オーブンを190°Cに予熱します。打ち粉をした台で生地を厚さ3〜4mmにのばし、直径12〜14cmの円形に抜きます。

    手順 5

    💡 丸い抜き型がなければ、小皿や器の縁を型の代わりにしましょう。

  6. 6

    円の中央に具をたっぷり大さじ1のせます。半分に折って半月形にし、フォークで縁をしっかり押さえて閉じます。

    手順 6

    💡 具を入れすぎると、焼いている間に開いてしまいます。大さじ1で十分です。

  7. 7

    オーブンシートを敷いた天板にエンパナーダを並べます。溶き卵を塗り、つやのある焼き色に仕上げます。

    手順 7

    💡 表面に小さな切り込みを入れておくと、蒸気が抜けて破裂しにくくなります。

  8. 8

    190°Cで20〜25分、きつね色になるまで焼きます。熱いうちに、お好みでサルサ・ベルデかサルサ・ロハを添えて出します。

    手順 8

    💡 揚げる場合は、たっぷりの油を180°Cに熱し、片面3〜4分ずつ色よく揚げます。

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Edmond Bojalil
Edmond Bojalil

Recetas Mexas 創設者

メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。

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