生地をふくらむまで揚げたトルティーヤに、牛ひき肉、レタス、トマトを詰めた、テキサス州サンアントニオの名物タコスです。
このレシピについて
パフィータコス(puffy tacos)は、テキサス州サンアントニオが誇るご当地グルメです。生のマサ(トウモロコシ生地)で作ったトルティーヤを熱した油で揚げると、風船のようにぷくっとふくらみ、外はカリッと、中はふんわりとした生地になります。そこに味つけした牛ひき肉、新鮮なレタス、トマト、サワークリームを詰めていただきます。一般的なタコスと違い、トルティーヤを折らずに揚げてから上部を開いて具を詰めるのが特徴で、ほかでは見られない個性的なタコスです。
歴史と由来
パフィータコスは、サンアントニオで生まれた正真正銘のご当地料理です。始まりは1950年代で、市の西部にあたるウエストサイド(West Side)のレストランが、生のマサで作ったトルティーヤをコマル(comal)で焼く代わりに、油で揚げるようになったことだといわれます。折らずに揚げることで生地の中に空気が閉じ込められ、名前の由来でもある、ぷくっとふくらんだ独特の食感が生まれます。現在のようなパフィータコスの元祖としては、1950年代に創業した地元の家族経営の店がよく名前を挙げられます。長いあいだ、ほぼサンアントニオだけで食べられてきた料理で、地元の誇りとして深く根づいており、地元のマイナーリーグ野球チームのマスコットにパフィータコスのキャラクターが選ばれたほどです。いまでは市内の数多くのレストランで味わえますが、こだわり派は「いちばんおいしいのは今もウエストサイドの店」と口をそろえます。
栄養成分 1人分あたり
580
エネルギー
30g
たんぱく質
52g
炭水化物
28g
脂質
4g
食物繊維
720mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
マサにぬるま湯と塩ひとつまみを加えて混ぜ、粘土くらいのやわらかく扱いやすい生地にします。8等分して丸めます。
- 2
丸めた生地を2枚のビニールシートではさみ、トルティーヤプレスか重い皿で押して、直径12〜14cm、厚さ3mmの円形にのばします。
💡 生地がひび割れるのは乾きすぎのサインです。水を少し足しましょう。
- 3
深めのフライパンにたっぷりのサラダ油を入れ、180°Cに熱します。生のトルティーヤを1枚、静かに油にすべり込ませます。数秒でふくらみ始めます。
- 4
トルティーヤがふくらんだら、フライ返しで中央を軽く押さえて舟形に整えます。きつね色になってカリッとするまで、片面1〜2分ずつ揚げます。
- 5
キッチンペーパーにのせて油を切り、残りも同様に揚げます。80°Cのオーブンに入れて保温しておきます。
- 6
具を作ります。別のフライパンで牛ひき肉を玉ねぎ、にんにく、クミン、唐辛子パウダー、塩、こしょうと一緒に炒め、しっかり火を通して味をなじませます。
- 7
パフィータコスの上部をそっと開き、牛ひき肉、せん切りのレタス、角切りのトマト、サワークリーム大さじ1を詰めます。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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