溶かしたチーズに青唐辛子、ハラペーニョ、テクス・メクスのスパイスを合わせた、トトポス用の熱々ディップ。25分で完成します。
このレシピについて
チレ・コン・ケソ(chili con queso)は、溶かしたチーズに青唐辛子、トマト、ハラペーニョ、テクス・メクス(Tex-Mex)らしいスパイスを合わせたクリーミーなディップです。アメリカとメキシコの国境地帯の料理を代表する、トトポス(totopos/トルティーヤチップス)にぴったりのお供で、ボウルに入れてふつふつと熱いうちに出します。
歴史と由来
チレ・コン・ケソは、テキサスでは親しみをこめて単に「ケソ」と呼ばれ、テクス・メクス料理の食文化を支える大切な一品です。国境地帯の料理が生んだソースのなかでも、とりわけやみつきになる味として知られています。 この料理の歴史は、20世紀の初めにアメリカで生まれたプロセスチーズと切り離せません。プロセスチーズは分離したりダマになったりせず、なめらかに溶けるので、安定したチーズソースを作るのにうってつけだったのです。19世紀の終わりごろには、サンアントニオの屋台で青唐辛子入りの溶かしチーズの原型がすでに出されていたといわれます。その後、1920年代ごろにプロセスチーズと組み合わさったことで、今のような人気料理になったとされます。 アメリカでは、大きなスポーツの試合を観戦するときに欠かせないおつまみとしてもおなじみです。テキサスでは、プロセスチーズと青唐辛子入りのトマト缶だけで作るべきだという伝統派と、こだわりのナチュラルチーズを好む新しい派のあいだで、熱い議論が続いています。ふつふつと泡立つオレンジ色の、とろりとクリーミーな昔ながらの味は、一度食べたら忘れられないといわれます。
栄養成分 1人分あたり
220
エネルギー
10g
たんぱく質
8g
炭水化物
16g
脂質
1g
食物繊維
580mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
バターを中火で熱し、みじん切りにした玉ねぎとにんにくを透き通るまで炒めます。刻んだ青唐辛子(缶詰でもかまいません)とハラペーニョを加え、3分炒めます。

- 2
汁気をきって刻んだトマトを加え、2分炒めます。クミン、オレガノ、カイエンペッパーひとつまみを加えます。

- 3
火をごく弱くします。小さく切った溶けるプロセスチーズと、シュレッドチェダーチーズを加えます。円を描くように絶えず混ぜながら、完全に溶かします。

💡 ごく弱火で、手を止めずに混ぜ続けるのが、ダマにならずクリーミーに仕上げるコツです。
- 4
サワークリームを加えて口当たりをなめらかにします。濃すぎる場合は、温めた牛乳を少し加えて濃度を調整します。塩で味をととのえます。

- 5
温めたボウルに入れてすぐに出し、トトポスですくって食べます。食卓で温かさを保つには、フォンデュ鍋か、キャンドルウォーマーにのせた土鍋(olla de barro)を使いましょう。

💡 ディップは冷めると固くなります。そのときは温めた牛乳を少し加えて混ぜましょう。
このレシピを評価する

Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
続きを読む関連レシピ

ハイビスカスのケサディーヤ
水で戻して炒めたハイビスカスととろけるオアハカチーズを、マサ生地で包んで焼いた色鮮やかなケサディーヤです。

パパク・ツル(カボチャの種油で仕上げる古式パパツレス)
カボチャの種のソースに浸したトルティーヤでゆで卵を包む、古代マヤから伝わる料理です。

バンデリージャ(メキシコ風アメリカンドッグ)
串に刺したソーセージに衣をつけて揚げ、ソースをかけたメキシコシティの屋台の定番スナックです。

オアハカ風トラユーダ(豆とチーズとタサホのせ)
大きなコーントルティーヤをパリッと焼き、ラード、豆、オアハカチーズ、タサホ、野菜をのせて半分に折る、オアハカを代表する屋台料理です。
このレシピは気に入りましたか?
TikTokでメキシコ料理のレシピやお店の動画を公開中。最新情報はメールでもお届けします。
