煎ったチャプリネス(バッタ)とパシージャ唐辛子、トマトで作る、うまみたっぷりのオアハカの伝統的なサルサです。
このレシピについて
サルサ・デ・チャプリネス(salsa de chapulines)は、オアハカに伝わる伝統的なサルサです。煎ったチャプリネス(chapulines/バッタ)を、パシージャ・オアハケーニョ(pasilla oaxaqueño)唐辛子、トマト、にんにく、塩とともにすりつぶして作ります。とろみがあり、大地を思わせる深い味わいで、ほどよい辛さと、バッタならではのうまみが特徴です。チャプリネスはたんぱく質やミネラルを含み、土やナッツのような香ばしさが、パシージャのほろ苦さとよく合います。トラユーダ(tlayuda)やメメラス(memelas)、オアハカチーズ(quesillo)、焼いた肉に添えていただきます。
歴史と由来
メキシコでは昆虫を食べる習慣が古くからあり、その歴史は数千年にさかのぼると考えられています。16世紀のスペイン人の記録者たちも、驚きをもってこの食文化を書き残しました。チャプリネスは主にスフェナリウム(Sphenarium)属のバッタで、メキシコでもっともよく食べられている食用昆虫のひとつです。とくにオアハカ州、ゲレロ州、チアパス州では、地域の食文化に欠かせない存在です。 オアハカの市場では、唐辛子、ライム、塩で炒ったチャプリネスが売られ、そのままボタナ(botana/おつまみスナック)として食べたり、すりつぶしてサルサやモレ(mole)に使ったりします。 近年は昆虫食への関心の高まりとともに、サルサ・デ・チャプリネスも海外で知られるようになり、メキシコ料理のレストランで出されることも増えています。食用昆虫は、持続可能なたんぱく源としても注目されています。
栄養成分 1人分あたり
45
エネルギー
5g
たんぱく質
4g
炭水化物
1.5g
脂質
0.8g
食物繊維
200mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
油をひかないコマル(comal)にチャプリネスを入れ、中火で3〜4分、絶えず混ぜながら煎ります。カリッとして香りが立ったら火から下ろし、冷まします。
💡 生のチャプリネスが手に入らない場合は、煎ってあるものを輸入食材店やオンラインショップで探して使いましょう。
- 2
トマトとにんにくをコマルにのせ、ところどころ黒く焦げ目がつくまで焼いて、とっておきます。
- 3
パシージャ・オアハケーニョ唐辛子を油をひかないコマルで片面1〜2分ずつ焼き、やわらかくなって香りが出たら、熱湯に15分浸けて戻します。
- 4
ミキサーまたはモルカヘテ(molcajete)に煎ったチャプリネスを入れ、粗めの粉状になるまですりつぶします。
- 5
種を取った唐辛子、焼いたトマト、にんにく、塩を加え、とろみがあり、完全にはなめらかにならない程度にすりつぶします。
💡 少し粒感を残すと、チャプリネスの存在感が楽しめます。
- 6
味をみて塩で調え、器に盛ります。冷蔵庫で5日ほど保存できます。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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