ビール衣とパン粉でカリッと揚げたエビを、フラワートルティーヤで包むバハ・カリフォルニア風のタコスです。
このレシピについて
タコス・デ・カマロン・エンパニサード(tacos de camarón empanizado)は、バハ・カリフォルニア風のエビフライタコスです。大きめのエビにビール衣とパン粉をまとわせ、きつね色にカリッと揚げます。フラワートルティーヤ(小麦粉のトルティーヤ)にのせ、キャベツ、クリーム、チポトレ(chipotle)、ライムを添えていただきます。有名なフィッシュタコスのエビ版です。
歴史と由来
タコス・デ・カマロン・エンパニサードは、世界的に知られるバハ・カリフォルニアのフィッシュタコスから直接生まれたタコスです。とりわけエンセナダのフィッシュタコスは、ビール衣のカリッとした揚げ衣で国際的な人気を集めました。やがてバハ・カリフォルニアやシナロアの海辺の魚介料理人たちが、この手法をエビやロブスターなど太平洋の魚介にも応用していきました。 バハ・カリフォルニアはメキシコでも有数の漁業の盛んな州で、海の料理の伝統が根づいています。そこへ隣接するアメリカ・カリフォルニア州の影響も加わり、独特の沿岸料理が育ちました。軽さとほのかな苦みを与えるビール衣に、日本のパン粉のサクサクとした食感を組み合わせる手法も、ごく自然に定着していきました。 このタコスに欠かせないのが、細かく刻んだキャベツです。みずみずしさと食感を添えてくれます。チポトレとクリームのソースはスモーキーでまろやかなアクセントになり、仕上げのライムも外せません。今ではメキシコ各地の魚介市場に広まり、メキシコシティやグアダラハラのマリスケリア(marisquería/魚介料理店)でも主役となっています。
栄養成分 1人分あたり
420
エネルギー
22g
たんぱく質
38g
炭水化物
20g
脂質
2g
食物繊維
750mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
ソースを作ります。チポトレとサワークリーム、塩ひとつまみをミキサーにかけ、なめらかなオレンジ色のソースにします。食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておきます。

💡 はちみつを小さじ1/2加えると、チポトレの辛さがやわらぎます。
- 2
衣を作ります。小麦粉に塩、こしょう、ガーリックパウダー小さじ1を混ぜます。冷えたビールを少しずつ加え、ダマのない、とろりと濃いめの生地にします。

💡 衣が軽くカリッと仕上がるよう、ビールはよく冷やしておきましょう。
- 3
深めの鍋に油を入れて180°Cに熱します。エビの水けをペーパーでふき、塩をふってビール衣にくぐらせます。6〜8尾ずつ、2〜3分、きつね色になるまで揚げます。

💡 鍋にエビを入れすぎないようにしましょう。油の温度が下がり、エビが油を吸ってしまいます。
- 4
エビをキッチンペーパーにとって油をきります。フラワートルティーヤを何もひかないコマル(comal)で温めます。

- 5
タコスを組み立てます。トルティーヤ1枚にエビを3〜4尾のせ、細かく刻んだキャベツ、チポトレソースをのせて、ライムをたっぷりしぼります。すぐにいただきます。

💡 新鮮なキャベツは欠かせません。揚げたての熱いエビに、温度と食感のコントラストを添えてくれます。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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