生のエビをライムと赤唐辛子の漬け汁でしめた、ピリッと辛くてさわやかなシナロア州の魚介料理です。
このレシピについて
アグアチレ・ロホ(aguachile rojo)は、メキシコ北西部シナロア州生まれの、セビーチェよりも辛く力強い味わいの一皿です。生のエビを、アルボル(chile de árbol)唐辛子とピキン(piquín)唐辛子を合わせたライム果汁にさっと漬けると、鮮やかな赤い漬け汁ができあがります。きゅうり、紫玉ねぎ、トスターダを添えていただきます。
歴史と由来
アグアチレ(aguachile)は、メキシコ北西部シナロア州の海辺で生まれたといわれています。エビ漁をする漁師たちが、その日にとれた新鮮なエビを手早く、辛く味わう料理として広めたと伝えられています。セビーチェとの違いは、エビをほぼ生のまま使い、ライムと唐辛子の濃い漬け汁に短時間だけ漬けることです。そのぶん、ずっと鮮烈で辛い味になります。アルボルとピキンを使う赤いアグアチレは、マサトランやクリアカンで特に人気があります。ほかにも、しょうゆ系のソースを使う黒いアグアチレや、きゅうりとパクチーを使う緑のアグアチレがあります。名前は「唐辛子の水」を意味するといわれ、エビを浸す辛い漬け汁のことを指しています。平たい皿に盛り、トスターダ、きゅうり、紫玉ねぎを添えて、作りたてをキンキンに冷えたビールと一緒におつまみとして楽しみます。
栄養成分 1人分あたり
333
エネルギー
32g
たんぱく質
26g
炭水化物
12g
脂質
3g
食物繊維
924mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
エビの下処理をします。頭と殻、背わたを取ります。漬け汁がよくしみるよう、1尾ずつ縦半分に切り開いて、開きにします。平たい皿に重ならないように並べます。

💡 アグアチレには、とても新鮮なエビを使いましょう。アンモニア臭がなく、磯の香りがするものを選んでください。
- 2
アルボル唐辛子を湯に10分浸してもどし、水けをきります。

- 3
もどしたアルボル唐辛子、ピキン唐辛子、ライム果汁、マギーソース、パクチー(香菜)、塩をミキサーに入れ、高速で1分かくはんします。鮮やかな赤色のなめらかな液体になればOKです。より口当たりをよくしたい場合は、こします。

- 4
きゅうりを厚さ2〜3mmのごく薄い輪切りにします。紫玉ねぎは薄い半月切りにします。

💡 スライサーを使うと、きゅうりを均一に薄く切れます。
- 5
開いたエビに赤い漬け汁を注ぎ、全体がしっかり浸かるようにします。冷蔵庫で10〜15分おきます。表面がうっすら白くなる程度の、半生の状態に仕上げます。

- 6
エビの上にきゅうりと紫玉ねぎを散らし、さらに漬け汁を回しかけます。

- 7
皿ごとすぐに食卓に出し、トスターダを別に添えます。アグアチレは作りたてを食べる料理なので、作りおきはできません。

💡 シナロアでは、よく冷えたビールと、追加のバレンティーナ(Valentina)ホットソースを添えるのが定番です。暑い日の昼にぴったりの一皿です。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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