牛乳と加糖練乳、ゼラチンで作るなめらかなミルクゼリーに、ヤギ乳のキャラメル「カヘタ」をたっぷりかけたメキシコの家庭のデザートです。
このレシピについて
ヘラティナ・デ・レチェ・コン・カヘタ(gelatina de leche con cajeta)は、なめらかでクリーミーなミルクゼリーに、ヤギ乳のキャラメルであるカヘタ(cajeta)をかけたデザートです。メキシコのパーティーでおなじみの一品で、シンプルながら上品で、乳のやさしい風味の重なりが楽しめます。
歴史と由来
ゼリーは、メキシコの食文化でとりわけ愛され、誰にでも身近なデザートのひとつです。誕生日パーティーや学校のバザー、守護聖人の祭り、日曜の食卓にも登場し、その素朴さ以上に人々の思い出と結びついています。メキシコでは独自のゼリー文化が育ち、色とりどりのヘラティナ・デ・モサイコ(gelatina de mosaico)、立体的な花を閉じこめたゼリー、そしてカヘタをかけたミルクゼリーは、庶民の料理の創造性をよく表しています。 カヘタはヤギ乳から作るキャラメルで、グアナフアト州セラヤの手作りのものが特に知られ、メキシコの菓子の宝のひとつです。牛乳のドゥルセ・デ・レチェ(dulce de leche)よりも味わいが複雑でほのかな酸味があり、キャラメルのような香ばしさと独特の香りがあります。甘さ控えめのやさしいミルクゼリーと合わせると、シンプルなデザートに深みと個性が生まれます。ブランデーやワインを少し加えたカヘタ・エンビナーダ(cajeta envinada)を使えば、大人のお祝いにも向きます。 オーブンも難しい技術もいらないので、パーティーで手間をかけずに喜ばれたいメキシコのお母さんたちの定番になっています。つるんとなめらかなゼリーと、とろりとしたカヘタの組み合わせは、毎日の家庭料理が生んだ小さな傑作です。
栄養成分 1人分あたり
220
エネルギー
6g
たんぱく質
34g
炭水化物
6g
脂質
0g
食物繊維
95mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
小さな容器に冷水100mlを入れ、粉ゼラチンをふり入れます。混ぜずに5分おき、しっかりふやかします。

💡 ゼラチンがぷるんとした塊になれば大丈夫です。ダマが残る場合は、水が冷たくなかったか、ふやかしている間に動かしてしまったことが原因です。
- 2
鍋に牛乳と砂糖を入れて中火にかけ、混ぜながら砂糖を溶かします。沸騰させず、湯気が立ち始めたら火からおろします。

💡 牛乳を沸騰させると、ゼリーの食感が変わってしまうことがあります。
- 3
ふやかしたゼラチンを温かい牛乳に加え、2分ほどしっかり混ぜて完全に溶かします。加糖練乳とバニラエッセンスを加え、よく混ぜます。

💡 溶け残ったゼラチンのダマがないか確認しましょう。
- 4
型にサラダ油か離型スプレーを薄く塗ります。生地をこし器でこしながら流し入れます。室温で15分冷ましてから、冷蔵庫で4時間以上冷やし固めます。

💡 こすことで、ダマや泡のないなめらかな仕上がりになります。
- 5
ナイフをふちに沿ってそっと一周させます。型に皿を逆さにかぶせ、すばやく思い切りよくひっくり返して取り出します。食べるときにカヘタをたっぷりかけます。

💡 うまく外れないときは、型を5秒ほど湯につけてふちをゆるめましょう。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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