くるみと加糖練乳で作る、ほろほろ食感のメキシコの伝統クッキー。お祝いの席の定番です。
このレシピについて
ベシトス・デ・ヌエス(besitos de nuez)は、くるみと加糖練乳で作るメキシコの伝統的なクッキーです。ほろっとしながらもカリッとした独特の食感で、結婚式や洗礼式、家族のお祝いに欠かせません。小さく丸い形が「小さなキス(besito)」のように見えることが名前の由来です。素朴で、くるみの風味がしっかり感じられるため、メキシコの家庭のお菓子として長く愛されています。
歴史と由来
ベシトス・デ・ヌエスは、メキシコの家庭で受け継がれてきた豊かなお菓子の一つです。植民地時代のスペインの製菓技術と、アメリカ大陸で手に入る食材が合わさって生まれた伝統の中にあります。 くるみ(学名 Juglans regia)は16世紀にアウグスティノ会の修道士とともにメキシコへ伝わったとされ、修道院や家庭の台所ですぐに使われるようになりました。17〜18世紀の修道院では、くるみやくるみの粉を使ったクッキーがいくつも生まれ、それが現在のベシトスの直接の祖先となっています。 19世紀にメキシコへ加糖練乳が入ってくると、砂糖と牛乳を細かく計って合わせる手間がなくなり、多くのお菓子のレシピがぐっと簡単になりました。 今ではプエブラ、オアハカ、グアダラハラなどの町の手作りパン屋の定番です。家庭で作る習慣も世代から世代へと受け継がれており、とくにクリスマスや結婚式、死者の日(Día de Muertos)によく作られます。
栄養成分 1人分あたり
180
エネルギー
3g
たんぱく質
20g
炭水化物
10g
脂質
1g
食物繊維
30mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
オーブンを170°Cに予熱します。天板2枚にオーブンシートを敷きます。

- 2
くるみをフードプロセッサーにかけ、粗い粉状にします。細かくしすぎず、粉末ではなく少し粒が残る程度にとどめます。

💡 包丁で刻むと、食感をより調整しやすくなります。
- 3
大きめのボウルに小麦粉、刻んだくるみ、室温に戻して小さく切ったバター、加糖練乳、バニラエッセンスを入れます。手でまとめ、崩れずに丸められる生地になるまでこねます。

💡 生地がやわらかすぎるときは小麦粉を大さじ1、乾きすぎているときは加糖練乳を大さじ1足します。
- 4
くるみ大(1個約15g)に丸め、3cmずつ間隔をあけて天板に並べます。親指で軽く押さえて少し平らにします。

💡 飾りに、ピーカンナッツかくるみを半分ずつ上に押しつけてもよいでしょう。
- 5
18〜22分、縁がきつね色になり、中心はまだ白っぽい状態まで焼きます。焼きたては崩れやすいので、天板の上で完全に冷ましてから移します。

💡 色だけで判断しないようにしましょう。くるみは焦げやすいので、タイマーをかけておくと安心です。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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