クラマトにライム、ホットソース、ウスターソース、チャモイを加え、タヒンで縁取ったグラスで楽しむドリンクです。
このレシピについて
クラマト・プレパラード(clamato preparado)は、メキシコの海辺で親しまれているノンアルコールの冷たいドリンクです。トマトとハマグリのジュース「クラマト」に、ライム果汁、ホットソース、ウスターソース、チャモイ(chamoy)を加え、グラスの縁には塩と唐辛子のシーズニング「タヒン(Tajín)」をたっぷりつけます。縁を飾ったグラスでよく冷やしていただく、シーフードや南国の暑さにぴったりの一杯です。
歴史と由来
クラマト・プレパラードは、メキシコの食文化に見られる「逆輸入型」のグローバル化の、とても面白い例です。もとは北米で生まれた市販品でしたが、メキシコの人々がそれを取り入れ、自分たちの調味料で大胆にアレンジし、海辺の国を代表する味のひとつにしてしまいました。 クラマト(Clamato)という名前は、英語のclam(ハマグリ)とtomato(トマト)を組み合わせたものです。アメリカの食品会社が売り出した商品で、当初はおもにブラッディ・マリーのようなカクテルの材料として使われていました。やがてメキシコに伝わり、太平洋岸の港町で、人々は果物や海の飲み物にいつも使う調味料で、自己流にアレンジし始めました。 そのメキシコ化は徹底したものでした。もとのジュースに、グラスの縁に塩や唐辛子、タヒンをつける習慣が加わり、ライム果汁をたっぷり搾り、ホットソースで辛みを、ソース類でうま味の深みを足し、さらにメキシコらしい調味料の代表であるチャモイで甘酸っぱさを添えるようになりました。こうしてできたのは、もとの商品よりも、メキシコのアグア・フレスカ(agua fresca)やシーフードカクテルの伝統にずっと近い飲み物です。 ノンアルコールのほか、淡色ビールを加えたミチェラーダ風のアルコール版もあり、メキシコの海辺や内陸のシーフード屋台では、魚介料理に欠かせない相棒となっています。今ではメキシコの海辺のセビーチェ店やシーフード店で、メニューにクラマト・プレパラードがない店を思い浮かべるのは難しいほどです。
栄養成分 1人分あたり
80
エネルギー
2g
たんぱく質
16g
炭水化物
0.5g
脂質
1g
食物繊維
580mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
グラスを準備します。グラスの縁をライムで湿らせ、平皿に広げた塩とタヒンを混ぜたものにつけて縁取りします。グラスの縁まで氷を入れます。

💡 たっぷりのタヒンの縁取りこそ、おいしいクラマト・プレパラードの証です。
- 2
グラス1杯につきライム1個分を搾り入れます。ホットソース(バレンティーナやタバスコなど)を数滴、ウスターソース、チャモイを加えます。

- 3
冷えたクラマトを氷と調味料の上から直接注ぎます。ストローでやさしく混ぜます。味見をして、ライム、辛さ、チャモイを好みで足して調整します。

💡 味の好みは人それぞれです。調味料を食卓に並べて、各自で調整してもらいましょう。
- 4
太めのストローを添え、グラスの縁にライムの輪切りを飾って、よく冷えているうちにいただきます。お好みで、ゆでたエビやきゅうりを飾ってもよいでしょう。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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