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自家製アチョーテペースト
基本のレシピかんたん無料

自家製アチョーテペースト

15 min (10 下ごしらえ + 5 調理) かんたん 8 人分 Yucatán
Edmond Bojalil
Edmond Bojalil

Recetas Mexas

公開日: 2026年3月30日 · 更新日: 2026年9月17日
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アチョーテの種とスパイス、ビターオレンジで作る自家製ペースト。ユカタン料理に欠かせない基本の調味料です。

このレシピについて

自家製アチョーテペースト(recado rojo)は、アチョーテ(achiote)の種をひいて、クミン、黒こしょう、ユカタンのオレガノ、クローブ、シナモン、にんにく、酢、ビターオレンジ(naranja agria)の果汁と合わせた調味ペーストです。コチニータ・ピビル(cochinita pibil)やティキン・シク(tikin xic)をはじめ、ユカタンを代表する多くの料理に欠かせない土台になります。

歴史と由来

アチョーテは、ユカタン料理をもっともよく表す調味料といえるでしょう。メソアメリカでは、スペイン人の到来よりはるか昔から使われてきました。アメリカ大陸の熱帯地域原産のベニノキ(Bixa orellana)の種は、マヤの人々によって長い間、食べ物の天然の着色料としてだけでなく、体に塗る顔料や化粧品、伝統的な薬としても用いられてきました。アチョーテの鮮やかな赤は、血や生命の象徴とされていたともいわれます。 スペイン人がユカタンにやってくると、アチョーテがマヤの料理にもたらす鮮やかな赤色に魅了され、やがて自分たちの料理にも取り入れるようになりました。こうして、マヤ本来の技法や味と、ヨーロッパから伝わった酢やクミンなどのスパイスが融合し、今日のユカタン料理が生まれたのです。 ユカタンで作られるアチョーテペーストは、州でもっとも有名な料理、コチニータ・ピビルの要です。豚肉をこのペーストに漬け込み、バナナの葉で包んで、ピブ(pib/マヤの地中かまど)で蒸し焼きにします。ほかにも、アチョーテで漬けた魚を焼くティキン・シク、鶏肉のアチョーテ煮、パヌチョス(panuchos)やサルブテス(salbutes)など、多くの郷土料理に欠かせません。 市販のアチョーテペーストもありますが、新鮮な種とひきたてのスパイス、そしてユカタン料理に欠かせないビターオレンジの酸味で作る自家製は、香りも味わいも格別です。このレシピでは、アチョーテの土っぽい風味に、スパイスの温かな香りと柑橘の酸味がバランスよく重なるよう配合しています。

栄養成分 1人分あたり

25

エネルギー

0.8g

たんぱく質

3.5g

炭水化物

1.2g

脂質

0.8g

食物繊維

180mg

ナトリウム

* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。

作り方

  1. 1

    小さめのフライパンを中火で熱し、アチョーテの種を絶えず混ぜながら1〜2分炒ります。香りが立ち、軽くパチパチとはじけ始めたらOKです。こうすることで香りの成分が引き出され、風味が増します。ひく前に2分ほど冷まします。

    手順 1

    💡 火のそばを離れないでください。アチョーテの種はすぐに焦げます。はじけ始めたら、すぐに火から下ろしましょう。

  2. 2

    炒ったアチョーテの種を、電動のスパイスミル、ミキサー、またはすり鉢で細かい粉末にします。種はとても硬いので、パワーのある道具が必要です。ミキサーを使う場合は、何回かに分けてひくとよいでしょう。

    手順 2

    💡 種が硬すぎてミルでひけない場合は、炒る前に熱湯に15分浸しておきます。アチョーテの種は濃い赤色に染まるので、衣服や吸水性のある台に付かないよう注意してください。

  3. 3

    同じすり鉢かミルに、クミン、黒こしょう、オレガノ、クローブ、シナモンを入れ、すべて一緒に細かい粉末にします。アチョーテの粉と混ぜ合わせます。

    手順 3

    💡 より香り高いペーストにしたい場合は、ホールのスパイスも油をひかないフライパンで30秒炒ってからひきましょう。

  4. 4

    フードプロセッサーか、パワーのあるミキサーに、ひいたスパイス、にんにく、ホワイトビネガー、ビターオレンジの果汁を入れます。高速で1〜2分かくはんし、なめらかで均一なペーストにします。お好みで塩を加えます。

    手順 4

    💡 ペーストが固すぎる場合は、酢かビターオレンジの果汁を大さじ1ずつ足して調整します。カレーペーストのように、塗り広げられるけれど流れない固さが理想です。

  5. 5

    味見をして調整します。力強く、ほどよい酸味があり、香り豊かな味が目安です。ふたがしっかり閉まるガラス瓶に移します。冷蔵庫で4週間、冷凍庫で6か月まで保存できます。使うときは、肉や魚、鶏肉に漬けだれ(adobo)としてそのまま塗り、必要に応じてビターオレンジの果汁か酢でのばします。

    手順 5

    💡 このレシピで、市販のアチョーテペーストのブロック約2個分になります。伝統的なコチニータ・ピビルには、豚肉1kgにつき80〜100g(このレシピ全量)を使いましょう。

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Edmond Bojalil
Edmond Bojalil

Recetas Mexas 創設者

メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。

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