トウモロコシの粒をそのまま入れ、ピロンシージョとシナモンで仕上げた、ミチョアカン州の素朴で温かいアトーレです。
このレシピについて
アトーレ・デ・グラノ(atole de grano)は、ミチョアカン州に伝わる温かい伝統的な飲み物です。すりつぶした生地ではなく、トウモロコシの粒をそのまま入れるのが特徴で、素朴でほっとする口当たりに仕上がります。ピロンシージョ(piloncillo/未精製のきび砂糖)で甘みをつけ、シナモンで香りづけした、とろりとして栄養たっぷりの飲み物で、ミチョアカンの朝食や午後の軽食として何世代にもわたって親しまれてきました。白いアトーレやグアバのアトーレと違い、粒のまま入ったトウモロコシが若いトウモロコシのみずみずしい甘さを添え、ピロンシージョとよく合います。パツクアロ(Pátzcuaro)やモレリア、プレペチャ(purépecha)高原の町々の市場や屋台で人気があり、とくに寒い季節によく飲まれます。
歴史と由来
アトーレ(atole)は、メソアメリカでもっとも古い飲み物のひとつで、先スペイン期から記録に残っています。トウモロコシの粒を丸ごと生かすアトーレ・デ・グラノは、ミチョアカン州ならではのスタイルです。そこには、何千年にもわたって若いトウモロコシを育て、さまざまな形で味わってきたプレペチャの人々の、トウモロコシとともに生きる文化が映し出されています。
栄養成分 1人分あたり
210
エネルギー
4g
たんぱく質
44g
炭水化物
3g
脂質
2g
食物繊維
60mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
トウモロコシの実を芯から外すか、缶詰のコーンの汁をきります。生のトウモロコシを使う場合は、粒を塩を入れた湯で15分ゆで、湯をきります。
💡 生のトウモロコシを使うと風味よく仕上がりますが、缶詰でも十分おいしく作れます。
- 2
トウモロコシの粒の半量を牛乳と一緒にミキサーにかけ、なめらかにします。残りの半量は粒のままとっておきます。
- 3
コーンスターチを少量の冷たい牛乳で、だまがなくなるまで溶きます。
💡 この工程が、アトーレをだまなく仕上げるいちばんのポイントです。
- 4
中くらいの鍋に、ミキサーにかけたトウモロコシと牛乳、砕いたピロンシージョ、シナモンを入れ、中火で絶えず混ぜながら温めます。
- 5
ピロンシージョが溶けて全体が温まったら、溶いたコーンスターチと、とっておいた粒のトウモロコシを加えます。弱火で15〜20分、絶えず混ぜながら、とろみがつくまで煮ます。
💡 とろりとしていながら、飲めるくらいのかたさが目安です。濃くなりすぎたら、牛乳を少し足しましょう。
- 6
シナモンを取り出し、素焼きの器やマグに注いで、すぐにいただきます。表面にシナモンパウダーを少しふります。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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