豚肉、オリーブ、唐辛子をマサで包み、バナナの葉で蒸し上げるミチョアカンの大ぶりなタマレスです。
このレシピについて
ミチョアカン風ナカタマレス(nacatamales michoacanos)は、ニシュタマル(アルカリ処理したトウモロコシ)の生地とラードを練ったマサで、赤いアドボで煮た豚肉、オリーブ、細切りの唐辛子、じゃがいもを包んだ大きなタマレスです。バナナの葉で包んで長時間蒸すため、しっとりとジューシーに仕上がり、葉の香ばしい香りが移ります。トウモロコシの皮で包むタマレスと違い、バナナの葉は生地にうるおいと独特の青い香りを与えます。ミチョアカンでは守護聖人の祭りやポサダ(posada)、家族の集まりのためにたくさん作られるお祝いのタマレスです。オリーブと唐辛子の組み合わせが、ほかの地域のタマレスとの違いになっています。
歴史と由来
ナカタマレスは先スペイン期にさかのぼる料理に、植民地時代にスペインから伝わったオリーブや豚肉が加わって生まれたとされています。 ミチョアカン州でバナナの葉を使って包むのは、バナナが育つ州内の沿岸部や暑い地域の影響を受けたものと考えられています。今でも守護聖人の祭りやポサダ、家族の集まりのために、一度にたくさん仕込まれるお祝いの料理です。
栄養成分 1人分あたり
440
エネルギー
20g
たんぱく質
46g
炭水化物
22g
脂質
4g
食物繊維
580mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
豚肉用のアドボを作ります。水で戻したグアヒージョ(guajillo)唐辛子とアンチョ(ancho)唐辛子を、焼いたトマト、にんにく、シナモン、クミン、スープと一緒にミキサーにかけます。ひと口大に切った豚肉をこのアドボで45分ほど、やわらかくなるまで煮込み、冷ましておきます。
- 2
ラードをハンドミキサーでふんわりするまで泡立てます。マサ・アリーナ(masa harina/トウモロコシ粉)を3回に分けて加え、そのつど温かいスープを交互に加えて混ぜます。塩で味をととのえ、味見をして塩気が足りているか確かめます。
💡 生地はトルティーヤ用よりやわらかく、それでいて扱いやすいかたさにします。
- 3
バナナの葉をコンロの火に片面5秒ずつかざしてやわらかくします。湿らせた布巾で拭き、30×30cmの四角に切ります。
💡 折ったときに葉がパリッと割れるようなら、もう少し火にかざします。
- 4
バナナの葉の中央に生地を大さじ4〜5杯分広げます。その上に煮込んだ豚肉を大さじ2、オリーブを2〜3個、焼いたポブラノ(poblano)唐辛子の細切りを1本、ゆでたじゃがいもの輪切りを2〜3枚のせます。
- 5
バナナの葉の長い辺を先に折り、次に短い辺を折りたたんで長方形の包みにします。同じ葉を裂いたひもか、たこ糸で留めます。
- 6
大きな蒸し器(tamalera)に並べ、中火で1時間45分蒸します。生地が葉からきれいにはがれるようになれば蒸し上がりです。
💡 30分ごとに湯の量を確認しましょう。
- 7
蒸し上がったら10分ほど置いてから開きます。包んでいたバナナの葉ごと器に盛ると、見た目も華やかです。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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