牛ひき肉、とろけるチェダーチーズ、サルサ・ロハを米と合わせて炊き上げる、テキサス風のライスキャセロールです。
このレシピについて
カスエラ・デ・アロス・メヒカーノ(cazuela de arroz mexicano)は、米、牛ひき肉、とろけたチェダーチーズ、サルサ・ロハ(salsa roja)をひとつの鍋で仕上げる、テキサスの心温まるキャセロールです。手軽に作れてボリュームたっぷり、おなじみのタコスを思わせる味わいが詰まった、テクス・メクス(Tex-Mex)の家庭料理の決定版です。米が肉とサルサのうまみをたっぷり吸ってクリーミーな土台になり、その上でチーズがとろけて、こんがりとした焼き色がつきます。
歴史と由来
カスエラ・デ・アロス・メヒカーノは、テクス・メクス料理から生まれた一品で、20世紀に国境地帯のテキサスの家庭で広まったとされます。テキサスにやって来たメキシコの労働者たちが故郷の料理を持ち込むと、メキシコのアロス・ロホ(arroz rojo/メキシコ風トマトライス)は、アメリカのスーパーマーケットで新しい相棒に出会いました。チェダーチーズ、缶詰のサルサ、そして手ごろでたっぷり手に入る牛ひき肉です。こうして、メキシコにはないけれど、完全なアメリカ料理ともいえない、まさにテクス・メクスそのものの料理が生まれました。 サンアントニオ、エルパソ、ラレドなどのコミュニティでは、こうしたキャセロールを大鍋で作り、日曜日の家族の集まりや誕生日、アメリカンフットボール観戦のパーティーでふるまいます。家庭ごとに作り方はさまざまで、缶詰の青唐辛子を加える人もいれば、うずら豆(ピント豆)を混ぜる人もいます。グリルでチーズを焼きつけて、黒っぽくカリカリの焼き目をつける人もいて、その部分こそがいちばんおいしいところだといわれています。タコスの具をごはんと合わせる発想は、沖縄のタコライスにも通じるものがあります。
栄養成分 1人分あたり
520
エネルギー
28g
たんぱく質
52g
炭水化物
22g
脂質
3g
食物繊維
780mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
オーブンを180°Cに予熱します。オーブン対応の大きなフライパンに油を入れて中強火で熱し、刻んだ玉ねぎを透き通るまで3分炒めます。
- 2
牛ひき肉を加え、木べらでほぐしながら、しっかり焼き色がつくまで8分ほど炒めます。余分な脂は捨てます。
💡 この工程は省かないでください。脂を捨てておくと、仕上がりが油っぽくなりません。
- 3
刻んだにんにく、クミン、オレガノ、塩、こしょうを加えます。よく混ぜて、さらに1分炒めます。
- 4
生の米を加え、肉のうまみを吸わせるように2分炒め混ぜます。サルサ・ロハ、鶏がらスープ、コーンを加えて沸騰させます。
- 5
ふたをして火をごく弱くし、米が水分をすべて吸うまで20分炊きます。オーブンで仕上げる場合は、アルミホイルをかぶせて25分焼きます。
- 6
ふたをはずし、シュレッドチェダーチーズを表面全体に散らします。グリルで3〜4分、ぐつぐつと泡立って焼き色がつくまで焼きます。
- 7
フライパンのまま食卓に出し、刻んだ生のパクチー(香菜)、サワークリーム、ハラペーニョの酢漬けをお好みで添えます。
このレシピを評価する

Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
続きを読む関連レシピ

ティンガ・デ・レス(牛肉のチポトレ煮込み)
ほぐした牛肉をチポトレ入りのトマトソースで煮込んだ、プエブラの心温まる料理です。タコスやトスターダ、トルタにぴったりです。

メキシコ風アロス・コン・ポジョ(鶏肉の炊き込みごはん)
鶏肉と野菜と一緒にトマト味で炊き上げる、メキシコの家庭で親しまれているボリュームたっぷりのごはんです。

ロパ・ビエハ(ほぐし牛肉のトマト煮)
ほぐした牛肉をトマトと唐辛子のソースで煮込む、メキシコ中部の家庭料理。タコスやトスターダにのせて楽しめます。

ピピアン・デ・ペピータ・ベルデ(カボチャの種とトマティーヨの煮込み)
カボチャの種、唐辛子、トマティーヨで作る緑のソースで鶏肉を煮込んだ、プエブラの定番料理です。
関連ガイド
これらの食材や料理についてもっと知る
このレシピは気に入りましたか?
TikTokでメキシコ料理のレシピやお店の動画を公開中。最新情報はメールでもお届けします。
