炒ったカスカベル唐辛子と白ごま、焼きトマトで作る、香ばしく土の香りのするメキシコ中部のサルサです。
このレシピについて
カスカベル唐辛子のサルサ(salsa de chile cascabel)は、メキシコ中部で作られる乾燥唐辛子のサルサです。振ると中の種がカラカラ鳴ることからその名がついたカスカベル(cascabel)唐辛子を炒り、炒った白ごまと焼いたトマトを合わせます。深みのある土の香りと、ナッツやトマトを思わせる風味、ほどよい辛さが特徴です。
歴史と由来
カスカベル唐辛子のサルサは、メキシコ中部の豊かな食文化をよく表す一品で、特にプエブラ、トラスカラ、メキシコ州でよく作られています。カスカベル唐辛子は丸い形をしており、振ると中の種がカラカラと鳴ります。スペイン語で「カスカベル(cascabel)」は「鈴」を意味し、その音が名前の由来です。このサルサは、炒ったカスカベル唐辛子と白ごま、焼いたトマトを主な材料に作られ、この地域の農産物の豊かさを映しています。 メキシコ料理においてサルサは単なる添えものではなく、食文化のアイデンティティを形づくる大切な要素です。土の香りとナッツのような風味、ほどよい辛さをあわせもつこのサルサは、タコスからカルネ・アサダ(carne asada)まで、さまざまな料理によく合います。 昔ながらの作り方では、家族が台所に集まり、材料を焼いてすりつぶす作業を分かち合います。このサルサは味だけでなく、食卓に人を集め、世代から世代へと受け継がれてきた伝統を伝えるものでもあります。メキシコの食文化の豊かさと多様さを象徴し、今も少しずつ形を変えながら受け継がれているサルサです。
栄養成分 1人分あたり
45
エネルギー
2g
たんぱく質
6g
炭水化物
3g
脂質
2g
食物繊維
150mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
カスカベル唐辛子を湿らせた布巾でふきます。軽く開いて種を取り出し、種は取っておきます。種は別に炒ります。

💡 炒った種を加えると、サルサにコクと独特のナッツのような風味が出ます。
- 2
油をひかないコマル(comal)を中火にかけ、カスカベル唐辛子をヘラで軽く押さえながら片面1〜2分ずつ、色が変わって香りが立ちはじめるまで炒ります。焦がさないようにしましょう。

💡 カスカベル唐辛子は思ったより早く火が通ります。苦くならないよう目を離さないでください。
- 3
同じコマルで、取っておいた唐辛子の種と白ごまを、それぞれ別に、こんがり色づくまで炒ります。

- 4
トマトとにんにくをコマルで、しっかり焼き色がついてやわらかくなるまで焼きます。

- 5
炒ったカスカベル唐辛子を熱湯に15分浸して戻します。水気をきり、焼いたトマト、にんにく、炒った種、白ごま、塩適量と一緒にミキサーにかけます。

💡 戻し汁にも風味があるので、サルサのかたさを調整するときに少しずつ使いましょう。
- 6
味見をして塩をととのえます。常温か、ほんのり温かい状態で出します。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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