「メキシコのトリュフ」と呼ばれるウィトラコチェを、エパソーテとセラーノ唐辛子で炒めた、メキシコ中央部の素朴なタコスです。
このレシピについて
ウィトラコチェとエパソーテのタコス(tacos de huitlacoche con epazote)は、メキシコ中央部の家庭的なタコスです。トウモロコシに生える黒いきのこ、ウィトラコチェ(huitlacoche/トウモロコシ黒穂菌)を、玉ねぎ、にんにく、セラーノ(serrano)唐辛子と炒め、香り高いエパソーテ(epazote)で仕上げます。肉や乳製品を使わない、ヴィーガン向けの一品です。温かいコーントルティーヤにのせ、サルサ・ベルデ(salsa verde)、アボカド、ライムを添えていただきます。
歴史と由来
ウィトラコチェは、トウモロコシの穂に寄生して育つ黒いきのこで、「メキシコのトリュフ」とも呼ばれます。深いうまみに、ほのかな甘みと土の香り、トウモロコシや雨にぬれた大地を思わせる風味があり、メキシコ料理のなかでもとくに興味深い食材のひとつです。多くの国ではトウモロコシの病害とみなされていますが、メキシコではごちそうとして珍重され、雨季(7月から9月ごろ)には高級レストランにも庶民の市場にも並びます。 ナワ族の人々は先スペイン期からこれを食べていたといわれ、エパソーテと組み合わせて調理してきました。エパソーテは強く個性的な香りをもつハーブで、メキシコ中央部の料理に欠かせない存在です。青々とした香りに、ほのかなアニスのような風味があり、ウィトラコチェとは抜群の相性です。ふたつを合わせると、いかにもメキシコらしい香りと味わいが生まれます。 セラーノ唐辛子は、全体を引き締めるフレッシュで鮮やかな辛さを加えます。焼きたてのコーントルティーヤで包めば、シンプルで手頃なのに、驚くほどおいしいタコスのできあがりです。
栄養成分 1人分あたり
200
エネルギー
7g
たんぱく質
30g
炭水化物
6g
脂質
4g
食物繊維
310mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
大きなフライパンに油を入れて中強火で熱し、みじん切りの玉ねぎを2〜3分、透き通るまで炒めます。

- 2
みじん切りのにんにくとセラーノ唐辛子を加え、混ぜながら1分炒めます。

- 3
ウィトラコチェを加えます。生の場合は、加えるときに軽くほぐします。強火で3〜4分、よく混ぜながら炒めます。

- 4
刻んだエパソーテを加えて塩で味を調え、さらに2〜3分炒めます。ウィトラコチェにしっかり火が通り、香りが立って水分がとぶまでが目安です。

- 5
トルティーヤをコマル(comal)で温めます。ウィトラコチェをのせ、サルサ・ベルデ、アボカド、ライムを添えていただきます。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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