土鍋でコーヒーをピロンシージョやシナモンと一緒に煮出す、メキシコの伝統的なコーヒーです。約20分で作れます。
このレシピについて
カフェ・デ・オジャ(café de olla)は、土鍋(olla de barro)でピロンシージョ(piloncillo/未精製のきび砂糖)、シナモン、クローブと一緒に煮出す、メキシコの伝統的なコーヒーです。素焼きの土鍋が、独特の土のような風味を加えます。熱々でいただくのが定番で、メキシコの農村の台所や市場で昔から親しまれてきました。
歴史と由来
カフェ・デ・オジャは、19世紀ごろのメキシコの農村の台所で生まれた習慣といわれます。当時、ベラクルス、チアパス、オアハカ、プエブラでは広くコーヒーが栽培され、薪のかまどにかけた土鍋で淹れられていました。土鍋を使うのは見た目のためではなく、ちゃんとした理由があります。使い込むうちに土の細かな穴がコーヒーの油分を吸い込み、淹れるたびに独特の土の香りが深まっていくのです。 メキシコ革命の時代には、ソルダデーラ(soldaderas/革命に従軍した女性たち)が野営地でカフェ・デ・オジャを淹れていたという言い伝えもあります。持ち運びやすく傷みにくいため、砂糖の代わりにピロンシージョを使ったといわれます。昔ながらの素焼きの器で出されることが多く、庶民的な市場や村の大衆食堂、田舎風の朝ごはんに欠かせない、メキシコ全土で愛される飲み物です。
栄養成分 1人分あたり
113
エネルギー
3g
たんぱく質
21g
炭水化物
1.5g
脂質
2g
食物繊維
32mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
土鍋(なければ普通の鍋でもかまいません)に水を入れ、砕いたピロンシージョ、シナモンスティック、クローブ、オレンジの皮を加えます。

💡 昔ながらの土の香りは、土鍋ならではです。土鍋がなければ、ステンレスの鍋でも作れます。
- 2
中火にかけ、ときどき混ぜながら、ピロンシージョが完全に溶けて沸騰するまで8〜10分ほど加熱します。

- 3
沸騰したらコーヒー粉を加えます。1回だけ混ぜて火をいちばん弱くし、3〜5分静かに煮出します。

💡 コーヒー粉は粗挽きか中挽きを使います。細挽きだと茶こしを通り抜け、ざらついた口当たりになります。
- 4
火を止めてふたをし、5分置いてコーヒー粉を鍋底に沈めます。

- 5
目の細かい茶こしかさらしでこしながら、マグや素焼きの器に注ぎます。熱々をいただきます。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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