牛のスアデロをラードでじっくり煮てこんがり焼き、玉ねぎとパクチーをのせたメキシコシティの定番タコスです。
このレシピについて
スアデロのタコス(tacos de suadero)は、メキシコシティの屋台のタケリア(taquería/タコス屋)を代表する定番です。スアデロ(suadero)は牛のおなか周りにある薄い部位で、やわらかさの中にほどよい弾力がある独特の食感が特徴です。ラードでじっくり煮て、外側をこんがりカリッと焼き上げます。トルティーヤを2枚重ねにして、玉ねぎ、パクチー(香菜)、サルサ・ベルデ(salsa verde)またはサルサ・ロハ(salsa roja)をのせていただきます。濃厚で奥深い味わいは、首都のタコス文化そのものです。
歴史と由来
スアデロのタコスは、メキシコシティの屋台のタケリアの魂ともいえる料理で、首都の夜の楽しみに欠かせません。スアデロは牛のおなか周りの部位で、脂がほどよく入っているため、やわらかさとかみごたえのある独特の食感があります。かつては二級品の部位とされていましたが、メキシコシティのタケロ(taquero/タコス職人)たちがラードでじっくり煮て焼き色をつける調理法で、熱烈なファンを持つ一品に変えました。鉄板にラードをためて弱火で何時間もコンフィのように煮込み、細かく刻んで、2枚重ねのトルティーヤで出すのが基本です。深夜2時、街角の裸電球の下で食べるタコスといえばこれ。多くのメキシコシティの人々が、高級レストランのどんな料理よりもおいしいと考えています。
栄養成分 1人分あたり
350
エネルギー
20g
たんぱく質
35g
炭水化物
16g
脂質
3g
食物繊維
560mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
スアデロを8〜10cmほどの大きさに切ります。塩とこしょうで下味をつけます。

- 2
深めの大きなフライパンにラードを入れ、中火で溶かします。スアデロ、4等分に切った玉ねぎ、にんにくを加えます。

- 3
中弱火で45〜50分、ときどき肉を返しながら、やわらかくなるまで火を通します。スアデロは自身の脂の中で、ゆっくり加熱するのがポイントです。

💡 スアデロはじっくり加熱が必要な部位です。火を強くすると固くなるので注意しましょう。
- 4
肉がやわらかくなったら強火にし、片面5〜8分ずつ、ふちがカリッとして香ばしく色づくまで焼きます。

- 5
肉を取り出し、タケリアのようにまな板の上で大きな包丁で細かく刻みます。

- 6
コーントルティーヤをコマル(comal)で温め、2枚重ねにします。刻んだスアデロ、玉ねぎ、パクチー、サルサ・ベルデをのせます。お好みでライムをしぼります。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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