鶏肉を巻いたトルティーヤにクリーミーなサルサ・ベルデをかけ、チーズをのせてオーブンで焼いた、メキシコシティ生まれのエンチラーダです。
このレシピについて
エンチラーダス・スイサス(enchiladas suizas)は、20世紀半ばにメキシコシティのレストランで生まれたといわれるエンチラーダ(enchiladas)です。ほぐした鶏肉をコーントルティーヤで巻き、クリーミーなサルサ・ベルデ(salsa verde)をかけて、マンチェゴチーズをのせてこんがりと焼き上げます。「スイサス(スイス風)」という名前は、たっぷり使う乳製品をスイスのチーズになぞらえたものとされています。
歴史と由来
エンチラーダス・スイサスは、1950年代にメキシコシティの歴史地区にある老舗レストランで考案されたと伝えられています。「スイス風」と名づけられたのは、スイスに由来するからではありません。クリームとオーブンで焼いたチーズという乳製品をたっぷり使うことから、チーズづくりで知られるスイスを連想させたためといわれています。 生まれた時期と場所がある程度はっきりしている、メキシコ料理では珍しい一皿とされ、首都メキシコシティの近代的な食文化から生まれた料理といえます。メキシコのマンチェゴチーズをのせてオーブンで焼き、こんがりと黄金色の焼き色がついたら、耐熱皿のまま熱々を食卓に出します。 ヨーロッパ風の名前がついていますが、スイスで知られている料理ではなく、メキシコで生まれ育った料理です。
栄養成分 1人分あたり
550
エネルギー
30g
たんぱく質
44g
炭水化物
28g
脂質
4g
食物繊維
920mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
ポブラノ(poblano)唐辛子とトマティーヨ(tomatillo)をコマル(comal)で焼きます。ポブラノ唐辛子は皮をむき、種と筋を取り除きます。セラーノ(serrano)唐辛子とトマティーヨを10分ゆでます。

- 2
トマティーヨ、焼いたポブラノ唐辛子、セラーノ唐辛子、玉ねぎ、にんにく、パクチー、鶏がらスープ120mlをミキサーにかけ、なめらかなサルサ・ベルデにします。

- 3
鍋にサラダ油大さじ1を熱し、ソースを8分炒め煮にします。サワークリームを加え、だまにならないよう勢いよく混ぜてなじませます。弱火でさらに5分煮ます。

💡 クリームは弱火にしてから加えると、分離しにくくなります。
- 4
フライパンに油を熱し、トルティーヤを片面5秒ずつ油に通して、やわらかくします。

- 5
トルティーヤを1枚ずつクリーミーなサルサ・ベルデにくぐらせ、ほぐした鶏肉をのせて巻きます。

- 6
耐熱皿に、巻き終わりを下にしてエンチラーダを並べます。残りのソースをかけ、すりおろしたマンチェゴチーズをたっぷりのせます。

- 7
200°Cに予熱したオーブンで10〜12分、チーズが溶けてうっすら焼き色がつくまで焼きます。

💡 きれいな焼き色をつけたいときは、最後の2分だけオーブンのグリル機能を使いましょう。
- 8
耐熱皿のまま、熱々を出します。フリホーレス・レフリートス(frijoles refritos)を添えます。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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