アンチョ唐辛子を練り込んだ赤いマサでチーズを包み、カリッと揚げたサン・ルイス・ポトシ州の名物です。
このレシピについて
エンチラーダス・ポトシーナス(enchiladas potosinas)は、サン・ルイス・ポトシ州生まれのエンチラーダです。トルティーヤの生地にアンチョ(ancho)唐辛子のソースを練り込むため、鮮やかな赤色になるのが特徴です。チーズを包んで、カリッとするまで揚げます。サワークリーム、レタス、サルサ・ベルデ(salsa verde)、ワカモレを添えて出します。
歴史と由来
エンチラーダス・ポトシーナスは、サン・ルイス・ポトシ市に近いソレダー・デ・グラシアノ・サンチェスで、クリスティーナ・ハロモという女性が考案したと伝えられています。19世紀の終わりごろのことといわれます。 この料理ならではの特徴は、アンチョ唐辛子をトウモロコシの生地に直接練り込むことです。生地は鮮やかな赤色に染まり、ひと口ごとに唐辛子の風味が広がります。 ほかのエンチラーダと違い、ケソ・フレスコ(queso fresco)を包んで半月形に折り、外はカリッと、中はやわらかく揚げます。ハロモ家ではレシピが長く大切に守られ、のちに州全体へと広まったといわれます。 サワークリーム、レタス、ワカモレ、サルサ・ベルデを添えて食べるのが定番で、サン・ルイス・ポトシを代表する郷土料理として親しまれています。
栄養成分 1人分あたり
500
エネルギー
26g
たんぱく質
46g
炭水化物
24g
脂質
5g
食物繊維
860mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
アンチョ唐辛子の種とわたを取り、お湯に20分浸してやわらかく戻します。水気をきって取っておきます。

- 2
戻した唐辛子を、玉ねぎ、にんにく、水120mlと一緒にミキサーにかけ、なめらかで濃い赤いソースにします。こします。

- 3
マサ(トウモロコシ生地)にこした唐辛子のソースを加え、5分ほどしっかりこねて、均一な赤色の扱いやすい生地にします。塩で味を調えます。

💡 生地はやわらかく、手にべたつかない状態が目安です。乾きすぎている場合は、ソースを少し足しましょう。
- 4
生地を12等分します。ラップを敷いたトルティーヤプレスで、直径12cmほどの薄いトルティーヤにのばします。

- 5
焼く前のトルティーヤの片側に、ほぐしたケソ・フレスコをのせます。半分に折って半月形にし、縁を押さえて閉じます。

- 6
熱したコマル(comal)で、中火で片面3分ずつ、生地がかたまって焼き色の斑点がつくまで焼きます。

- 7
フライパンにたっぷりの油を入れて180°Cに熱し、焼いたエンチラーダを片面2〜3分ずつ、カリッときつね色になるまで揚げます。キッチンペーパーにのせて油をきります。

💡 コマルで焼いてから揚げる二度加熱が、外はカリッ、中はやわらかい食感の秘訣です。
- 8
サルサ・ベルデを作ります。セラーノ(serrano)唐辛子を、ゆでたトマティーヨ(tomatillo)、塩と一緒にミキサーにかけます。

- 9
熱々のエンチラーダス・ポトシーナスに、サワークリーム、刻んだレタス、ワカモレ、サルサ・ベルデを添えて出します。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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