牛の腸をゆでてからラードでカリッと焼き上げる、通好みのタコス。クセになる食感が魅力です。
このレシピについて
タコス・デ・トリパ(tacos de tripa)は、きれいに下処理した牛の腸をゆでてから、ラードでカリッと香ばしく揚げ焼きにして作るタコスです。コーントルティーヤにのせ、玉ねぎ、パクチー、サルサ・ベルデ(salsa verde)、ライムを添えます。外はカリッと、中はほどよく歯ごたえのある食感が持ち味です。
歴史と由来
タコス・デ・トリパは、メキシコの屋台タコスの宝ともいえる一品で、とくにメキシコシティとメキシコ州で親しまれています。トリパ(tripa)は牛の小腸のことで、首都の街角に並ぶスアデロ(suadero)とトリパの屋台では、とりわけ人気の高い内臓です。そのルーツは、先スペイン期の文化と植民地時代の食肉処理場の両方から受け継いだ、動物を余すところなく使う伝統と深く結びついています。 トリパの下ごしらえには根気が必要です。まず余分な脂を取り除きながら丁寧に洗い、ゆでてやわらかくしてから、ラードや腸自身の脂で、こんがりカリッとするまで焼きます。腕のいいトリパのタケロ(taquero/タコス職人)は、鉄板から引き上げるタイミングを熟知しています。かじるとカリッと音がして、中心にはほどよい歯ごたえが残るのが理想です。 トリパは刻んでコーントルティーヤにのせ、サルサ・ベルデをかけ、玉ねぎ、パクチー、たっぷりのライムを添えていただきます。タコスの世界でトリパは特別な存在です。複雑な食感と内臓料理ならではの力強い味わいを愛する、食通のためのタコスといえるでしょう。
栄養成分 1人分あたり
350
エネルギー
18g
たんぱく質
22g
炭水化物
22g
脂質
1.5g
食物繊維
750mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
腸をしっかり下処理します。裏返して脂を取り除き、塩とライムを使って流水で何度も洗い、強いにおいがなくなるまでくり返します。

💡 酢と塩を入れた水に1時間浸けると、より念入りに下処理できます。
- 2
塩、玉ねぎ、にんにく、ローリエを入れた湯で、腸を45分ほど、やわらかくなるまでゆでます。

- 3
腸の水けをきり、2〜3cmに切ります。

- 4
大きめのフライパンかコマル(comal)にラードを入れて中強火で熱します。ときどき返しながら15〜20分、腸がこんがりカリッとするまで揚げ焼きにします。

💡 大切なのは根気です。中強火を保ち、あまり動かさないようにすると、しっかり焼き色がつきます。
- 5
焼き上がりの数分前に、塩で味をととのえます。

- 6
コーントルティーヤをコマルで温め、カリカリの腸をのせます。

- 7
刻んだ玉ねぎ、パクチー、サルサ・ベルデ、ライムを添えていただきます。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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