トウモロコシ生地にグアバとシナモン、ピロンシージョを合わせた、とろりと温かい飲み物。約35分で作れます。
このレシピについて
アトーレ・デ・グアヤバ(atole de guayaba)は、メキシコの伝統的なアトーレ(atole)を果物でアレンジした飲み物です。とろみのあるマサ(トウモロコシ生地)のベースに、完熟グアバの甘く華やかな香りを合わせ、ピロンシージョ(piloncillo/未精製のきび砂糖)で甘みをつけ、シナモンで香りづけします。寒い朝や、グアバが旬を迎える秋から冬にかけて、温かくして楽しみたい一杯です。
歴史と由来
アトーレはメソアメリカで特に古い飲み物のひとつで、先住民の人々によって何千年も前から飲まれてきたといわれます。名前はナワトル語の「アトリ(atolli)」に由来します。アトーレのベースは、ニシュタマル(アルカリ処理したトウモロコシ)から作ったマサを水に溶いてとろみがつくまで煮たもので、メシカ(アステカ)やマヤをはじめとするメソアメリカの人々が、日々の活力源として毎日のように口にしていました。 スペイン人の到来とともにサトウキビの砂糖が伝わると、アトーレは甘く、さまざまな味に広がっていきました。メキシコと中米原産のグアバは、ごく自然に加えられ、人気の味になりました。メキシコではグアバの旬が寒い時期と重なるため、グアバのアトーレは冬にぴったりの飲み物です。 メキシコの町や村では、アトーレ売りが早朝に住宅街をまわり、タマレス(tamales)と一緒にこの温かい飲み物を売ります。「タマレスとアトーレ」は昔ながらの定番の組み合わせです。グアバのアトーレは、自然なピンク色と華やかな香り、そして果物の酸味とピロンシージョの甘み、トウモロコシのやさしさが調和した味わいが魅力です。
栄養成分 1人分あたり
180
エネルギー
3g
たんぱく質
38g
炭水化物
2g
脂質
4g
食物繊維
35mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
グアバを洗って4等分に切り、水1リットルとシナモンと一緒に鍋に入れて、やわらかくなるまで15分ほど煮ます。

💡 よく熟したグアバを使うと、風味もピンク色もきれいに出ます。
- 2
シナモンを取り出し、グアバを煮汁ごとミキサーにかけます。こして種を取り除きます。

💡 よりなめらかにしたい場合は、2回こしましょう。
- 3
マサ(トウモロコシ生地)を残りの水(冷たいもの)に溶かし、だまが残らないようにします。

💡 アトーレ特有のとろみは、マサによって生まれます。
- 4
こしたグアバの液を鍋に入れ、溶いたマサとピロンシージョを加えます。中火にかけ、混ぜ続けながら煮ます。

💡 泡立て器で絶えず混ぜると、だまになりません。
- 5
さらに10分ほど、とろみがつき、ピロンシージョが完全に溶けるまで煮ます。よりクリーミーにしたい場合は牛乳を加えます。温かいうちに出します。

💡 濃いめのホットチョコレートくらいのとろみが目安です。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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