素焼きの土鍋で焼きトマトのサルサを煮立て、卵を割り入れて仕上げます。土鍋ごと熱々のまま食卓へ出す朝ごはんです。
このレシピについて
ウエボス・エン・カスエラ(huevos en cazuela)は、ほっとするうえに、ちょっと特別な日にも似合うメキシコの朝ごはんです。よく温めたカスエラ(cazuela/素焼きの土鍋)にバターとトマトや唐辛子のサルサを入れ、そこへ卵を割り入れて焼きます。白身はぐつぐつ煮立つサルサに囲まれて固まり、黄身はつややかなとろとろの状態に仕上がります。冷めにくいように土鍋のまま出し、トルティーヤやトーストを添えて、サルサをからめながらいただきます。
歴史と由来
素焼きの土鍋は、メキシコでもっとも古い調理道具のひとつで、メソアメリカの文明でも使われていました。ウエボス・エン・カスエラは、古くから続く土器で煮炊きする技法と、スペイン人がもたらした鶏卵が出会って生まれた料理です。鶏は、征服以前のアメリカ大陸にはいなかったといわれます。 植民地時代の大農園(アシエンダ/hacienda)の台所でも、土鍋はあらゆる料理に使われる道具でした。そこに、やはりメキシコゆかりの食材であるトマトのサルサが組み合わさり、先住民の伝統とヨーロッパの食材がひとつになった料理になりました。 今もメキシコ中央部の家庭では、日曜日の朝ごはんとして親しまれています。
栄養成分 1人分あたり
310
エネルギー
15g
たんぱく質
18g
炭水化物
20g
脂質
2.5g
食物繊維
480mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
コマル(comal)か油をひかないフライパンで、トマト、唐辛子、にんにくを軽く焦げ目がつくまで焼きます。玉ねぎ、塩と一緒にミキサーにかけ、粗めのサルサにします。
- 2
土鍋を1つずつ中弱火にかけ、3〜4分予熱します。バターを入れる前に、土鍋をしっかり温めておくことが大切です。
💡 冷たい土鍋にいきなり強い熱を加えると、ひびが入ることがあります。
- 3
温まった土鍋にそれぞれバターを入れます。溶けて泡立ってきたら、焼きトマトのサルサを注ぎます。中火で2分ほどぐつぐつ煮立てます。
- 4
それぞれの土鍋のサルサの上に、卵を2個ずつそっと割り入れます。塩、こしょうで味をととのえます。黄身はつぶさないようにします。
💡 黄身をとろとろに仕上げたいときは、白身が固まったらすぐ火からおろしましょう。目安は3〜4分です。
- 5
皿かふたで土鍋をおおい、白身が固まって黄身がまだとろりとした状態になるまで3〜5分加熱します。
- 6
刻んだパクチーを散らし、土鍋のまますぐに、温かいトルティーヤかトーストを添えていただきます。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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