じゃがいもとチョリソを詰めて揚げたタコスを、激辛のサルサ・ロハにくぐらせる、サカテカス名物のタコスです。
このレシピについて
タコス・エンベネナードス(tacos envenenados)は、サカテカス生まれのカリカリの揚げタコスを、とても辛いサルサ・ロハ(salsa roja)にくぐらせた一品です。その辛さが揚げたトルティーヤを「毒する(envenenar)」ことからこの名がつきました。じゃがいもとチョリソ、チーズを詰めたタコスは強烈でクセになる味わいで、メキシコ中北部を代表する料理です。
歴史と由来
タコス・エンベネナードスは、メキシコ中北部のサカテカス州を象徴する料理のひとつですが、州外ではあまり知られていません。「毒入り」という名前にどきりとしますが、その「毒」の正体は、揚げたタコスにかける熱々で激辛のサルサ・ロハです。色も辛さもあまりに強烈で、カリカリのトルティーヤを「毒する」かのように見えることから、この名で呼ばれています。 その起源はサカテカス市の大衆食堂や市場にあるといわれ、長い一日を乗り切るために、温かく、腹持ちがよく、安い食事を求めた鉱山労働者たちに支えられてきたと語られています。コーントルティーヤに、チョリソを混ぜたマッシュポテトという手ごろで栄養のある具を詰めて巻き、油でこんがりカリッと揚げてから、熱いサルサ・ロハにまさに浸します。 仕上がりは、いくつもの食感が一度に楽しめるタコスです。ソースがしみきっていない外側はカリッと、中心はやわらかくソースを吸い、具のじゃがいもとチョリソはねっとりとしています。くずしたケソ・フレスコ(queso fresco)、サワークリーム、レタスをのせて仕上げます。食べるには少し勇気がいりますが、それ以上の満足感が待っています。
栄養成分 1人分あたり
520
エネルギー
18g
たんぱく質
50g
炭水化物
28g
脂質
4g
食物繊維
690mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
サルサを作ります。グアヒージョ(guajillo)唐辛子とアンチョ(ancho)唐辛子を、油をひかないコマル(comal)で片面30秒ずつ焼きます。熱湯に15分浸します。焼いたトマト、にんにく、塩といっしょにミキサーにかけます。こしてから熱した油大さじ2で5分炒め煮にし、ごく弱火にかけて温かいまま保ちます。

💡 サルサは、しっかりとろみがあり、濃い赤橙色になるのが理想です。濃すぎる場合は、唐辛子の浸し汁を少し加えます。
- 2
マッシュポテトに炒めたチョリソを混ぜ、塩で味をととのえます。トルティーヤ1枚ごとに具を大さじ1〜2のせ、半分に折ってつまようじでとめます。

- 3
深めのフライパンに揚げ油を入れて180°Cに熱します。タコスを片面2〜3分ずつ、こんがりカリッとするまで揚げます。キッチンペーパーにのせて油をきります。

💡 タコスをカリッと仕上げ、油を吸いすぎないようにするには、油をしっかり熱しておくことが大切です。
- 4
つまようじを抜きます。揚げたタコスを1個ずつ熱いサルサ・ロハに10秒浸します。全体にしっかりからみつつ、くずれない程度が目安です。

💡 ここが「毒入り」の瞬間です。熱いサルサがカリカリのタコスを包みます。ソースに長く浸しすぎないようにしましょう。
- 5
くずしたケソ・フレスコとサワークリームをのせ、すぐにいただきます。食感のアクセントに、刻んだレタスやせん切りキャベツを添えてもよいでしょう。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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