
ボルカン(アル・パストールのせカリカリチーズトルティーヤ)
カリカリに焼いたコーントルティーヤに、とろけるチーズとアル・パストールの肉をのせた、メキシコシティの屋台の軽食です。
このレシピについて
ボルカン(volcán/火山)は、メキシコシティの屋台で親しまれているアントヒート(antojito/軽食)です。カリカリに焼いたコーントルティーヤの上でオアハカチーズ(quesillo)をとろりと溶かし、アル・パストール(al pastor)の肉をのせます。仕上げに玉ねぎ、パクチー、サルサ・ベルデ(salsa verde)、ライムを添え、熱々を手で持って食べます。
歴史と由来
ボルカンは、メキシコシティを代表するアントヒートのひとつで、この地域の豊かな食の伝統を映し出しています。カリカリに焼いたコーントルティーヤに、とろけるチーズとアル・パストールの肉をのせた料理です。アル・パストールは、シャワルマ(shawarma)に似たトロンポ(縦型回転焼き器)で焼く肉で、20世紀にレバノン系の移民がもたらした食文化がルーツといわれます。異なる文化が出会い、すっかりメキシコの味として根づいた好例です。 ボルカンが人気を集めているのは、手軽に食べられる屋台料理だからでしょう。いつも忙しく動き回る大都市の人々にぴったりです。タケリア(taquería/タコス屋)や市場で昼も夜も味わえ、人が集い、軽食を楽しむメキシコシティの日常に欠かせない存在です。 ボルカンはおもにメキシコシティの料理として知られていますが、トルティーヤに具をのせるという発想は、国内各地でその土地の食材を使ったさまざまな形で見られます。プエブラではトウモロコシ生地の料理にいろいろな煮込みをのせ、北部ではカルネ・アサダ(carne asada)が主役になることもあります。ボルカンは、文化や土地に合わせて変化し続けるメキシコ料理の多様さを映す一皿といえるでしょう。
栄養成分 1人分あたり
550
エネルギー
30g
たんぱく質
40g
炭水化物
28g
脂質
5g
食物繊維
800mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
よく熱した鉄板にトルティーヤをのせます。片面だけを3〜4分焼き、カリカリにします。

💡 トルティーヤの底面全体がカリッとなるまで焼くのがポイントです。
- 2
裏返さずに、上面にオアハカチーズをのせます。金属製のふたをかぶせ、チーズを溶かします。

💡 ふたがなければ、金属製のボウルを逆さにしてかぶせましょう。
- 3
チーズが溶けてふつふつとしてきたら、フライ返しで取り出します。

- 4
アル・パストールの肉をのせます。刻んだ玉ねぎ、パクチー、サルサ・ベルデをのせ、ライムを搾ります。

- 5
すぐに出します。手で持って食べます。

💡 冷めるとおいしさが半減するので、熱いうちに食べましょう。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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