ココナッツファインと加糖練乳を混ぜて、こんがり焼き上げたひと口サイズのお菓子。約35分で作れます。
このレシピについて
ベシトス・デ・ココ(besitos de coco)は、ココナッツファインに加糖練乳(コンデンスミルク)と卵白を混ぜ、外はこんがり、中はしっとりと焼き上げたひと口菓子です。マカロンのような食感と濃厚なココナッツの風味が楽しめる、メキシコの伝統的なお菓子です。
歴史と由来
ベシトス・デ・ココは、メキシコで特に愛されている伝統菓子のひとつで、ベラクルスからコリマ、カリブ海沿岸まで、国中のパン屋や市場、縁日で見かけます。名前は「小さなキス」という意味で、小さく丸くて甘い、キスのようなお菓子という愛らしい呼び名です。 植民地時代のメキシコでは、ココナッツを使ったお菓子が広まりました。アジア・太平洋地域原産のココヤシは、マニラ・ガレオン(ガレオン貿易)によってメキシコの太平洋岸に伝わったといわれます。コリマ、ゲレロ、オアハカなどの沿岸地域ではココナッツが積極的に取り入れられ、ココナッツファインを使ったお菓子の伝統が今日まで受け継がれています。 ベシトス・デ・ココは、フランスのマカロンや英語圏のココナッツマカルーンの親戚にあたりますが、加糖練乳を使うことで独自の個性をもっています。加糖練乳がほどよい甘さと水分を与えるので、小麦粉やバターをほとんど使わなくても、ココナッツがまとまります。焼くことで、とがった先がこんがりと色づき、しっとりとして香り高い中身とのコントラストが生まれます。昔ながらのパン屋では、色鮮やかな薄紙にのせて、パン・ドゥルセ(pan dulce)の詰め合わせのひとつとして売られています。
栄養成分 1人分あたり
95
エネルギー
2g
たんぱく質
11g
炭水化物
5g
脂質
1.5g
食物繊維
40mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
オーブンを180°Cに予熱します。天板にクッキングシートを敷くか、バターを薄く塗ります。

- 2
大きなボウルにココナッツファイン、加糖練乳、バニラエッセンスを入れて混ぜます。しっとりしていて、形が作れるくらいのかたさが目安です。ゆるすぎる場合は、ココナッツを足します。

- 3
卵白に塩ひとつまみを加え、角がやわらかく立つまで泡立てます。ココナッツの生地に加え、さっくりと底から返すように混ぜて、ふんわりとさせます。

💡 泡立てた卵白を加えると、軽くふんわりとした食感になります。
- 4
スプーンか水でぬらした手で、大きめのくるみくらいの大きさに小高く形を作り、天板に3cmずつ間をあけて並べます。

- 5
15〜18分、とがった先がこんがりと色づき、底にも焼き色がつくまで焼きます。ココナッツはすぐに色づくので、焦がさないように様子を見ましょう。

💡 触るとやわらかく感じても、中はしっとりしているのが正解です。
- 6
天板の上で完全に冷ましてから取り外します。冷めると固まって、ちょうどよい食感になります。密閉容器で5日ほど保存できます。

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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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