ほぐした鶏肉と豆のペーストを、カリカリのトスターダにのせてクリームとサルサで仕上げた、メキシコの定番軽食。手軽に作れて、みんなで楽しめます。
このレシピについて
トスターダ・デ・ポジョ(tostadas de pollo)は、カリッとしたトウモロコシのトスターダ(tostada)に、ほぐした鶏肉、フリホーレス・レフリートス(frijoles refritos)、クリーム、レタス、サルサをのせた、メキシコの定番アントヒート(antojito/軽食)です。ゆでた鶏むね肉さえ用意すれば、あとはのせるだけ。短時間で作れて、食卓が華やかになります。
歴史と由来
鶏肉のトスターダは、メキシコでとりわけ親しまれている、アレンジ自在のアントヒートです。家庭でも、大衆食堂でも、市場や屋台でも、国じゅうで食べられています。そのルーツは先スペイン期にさかのぼります。メソアメリカの人々は、天日で乾かしたりコマル(comal)で焼いたりしたトウモロコシのトルティーヤが、いろいろな料理をのせるのにちょうどよいパリパリの食感になることを知っていました。焼いたトルティーヤに豆や唐辛子、七面鳥の肉をのせて食べていたとも伝えられています。 この食文化は征服後も受け継がれ、スペイン人が持ち込んだクリーム、レタス、鶏肉といった食材によって、さらに豊かになりました。植民地時代には、ヌエバ・エスパーニャ(Nueva España)の市場で、料理人たちがその日にある材料でトスターダを作り、手軽な食事として広まりました。 手に入りやすく味のよいほぐし鶏は、トスターダの具として人気になり、クリーム、刻んだレタス、サルサをのせるスタイルが、今のおなじみの形として定着しました。地方ごとに特色があり、中央部ではたっぷりのクリームとチーズ、南部では黒いんげん豆とハバネロ、沿岸部では魚介をのせて楽しまれています。
栄養成分 1人分あたり
320
エネルギー
22g
たんぱく質
28g
炭水化物
14g
脂質
4g
食物繊維
480mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
鍋に鶏むね肉、塩、玉ねぎ1/2個、パクチー1枝、水を入れ、火が通るまで25分ゆでます。ゆで汁は取っておきます。

💡 鶏肉のゆで汁は、スープに使えます。
- 2
手でさわれるくらいまで冷めたら、フォーク2本で鶏肉を細かくほぐします。

- 3
トスターダ1枚ずつに、フリホーレス・レフリートスをたっぷり塗ります。

- 4
豆の上にほぐした鶏肉をのせ、サワークリーム、刻んだレタス、ほぐしたケソ・フレスコ(queso fresco)をのせます。

- 5
お好みでサルサ・ベルデ(salsa verde)かサルサ・ロハ(salsa roja)をかけます。トスターダのカリカリ感を保つため、すぐに出しましょう。

💡 アボカドの薄切りやワカモレを添えてもおいしいです。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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