砂糖で甘くしてピンク色に染めた生地にレーズンを混ぜた、温かいアトーレによく合う甘いタマレスです。
このレシピについて
タマレス・ドゥルセス(tamales dulces)は、ピンク色が目を引く甘いタマレスで、子どもにも大人にも人気です。生地は砂糖で甘くして赤い食用色素で色づけし、レーズンを、ときにはパイナップルも加えます。アトーレ(atole)やホットチョコレートとの相性がよく、とくに聖燭祭(Día de la Candelaria)には欠かせません。
歴史と由来
甘いタマレスのルーツは、スペインによる征服以前にさかのぼります。古代メソアメリカの人々は、マゲイ(maguey/リュウゼツラン)の蜜や野生の果物で甘くしたタマレスを作り、神々への供え物にしていたといわれます。スペイン人の到来とともに、サトウキビの砂糖やレーズン、そして象徴的なピンク色を生む赤い色素が加わりました。 熱いアトーレを添える習慣は植民地時代にさかのぼるとされ、今も聖燭祭の祝いに受け継がれています。メキシコの子どもたちにとりわけ人気で、国じゅうのほとんどのタマレスの屋台で見かけます。 ちなみにメキシコシティでは、タマレスをボリージョ(bolillo)やテレラ(telera)にはさんだ「グアホロタ(guajolota)」を頼むのが定番で、タマレスのサンドイッチとして親しまれています。
栄養成分 1人分あたり
400
エネルギー
22g
たんぱく質
37g
炭水化物
15g
脂質
3g
食物繊維
807mg
ナトリウム
* 数値は目安です。使用する材料によって異なる場合があります。
作り方
- 1
トウモロコシの皮を熱湯に1時間浸します。水けをきって取っておきます。

- 2
ラードを高速で5分泡立て、ふんわりと白っぽくします。

- 3
泡立てたラードに砂糖を加え、完全になじむまでさらに2分泡立てます。

- 4
タマレス用のマサ・アリーナ(masa harina/トウモロコシ粉)、ベーキングパウダー、塩、温かい牛乳、バニラエッセンスを加えます。中速で3〜4分混ぜ、均一で塗り広げやすい生地にします。

- 5
赤い食用色素を加え、生地が均一なピンク色になるまで混ぜます。レーズンを加え、ゴムべらで混ぜ込みます。

💡 色素は少しずつ加えて、好みのピンク色に調整します。足すのは簡単ですが、薄めるのは難しいからです。
- 6
トウモロコシの皮1枚ごとに、ピンクの生地大さじ2を中央に塗り広げます。具を加える必要はありません。伝統的なタマレス・ドゥルセスは、レーズン入りの生地だけで作ります。

- 7
皮の両脇を中央に向かって折り、下の先端を上に折り上げます。蒸し器(tamalera)にタマレスを立てて並べます。

- 8
中火で1時間半蒸します。皮をはがしたときに生地がくっつかなければ蒸し上がりです。

- 9
10分おいてから盛りつけます。バニラのアトーレかホットチョコレートを1杯添えます。

💡 このタマレスは聖燭祭(2月2日)の定番です。ロスカ・デ・レジェス(Rosca de Reyes)で人形が当たった人が、タマレスを作る役になります。
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Recetas Mexas 創設者
メキシコ・プエブラ出身のITエンジニアで食べることが大好き。世界中の台所で作れるよう工夫した本格メキシコ料理のレシピを1,250品以上執筆。2018年からマドリード在住。
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